〔読書〕
カレル・チャペック著 小松太郎訳 中公文庫 「百円!!(税込百五円)」これが、この魅力あふれる本を買うのに虫が使った金額である。(ブックオフで買ったため。) しかし、断言してもいいが、この一週間ぐらいでこれほど有効にお金を使ったことはない。こ…
※推理小説ですが、ネタバレはありません。 解説によると、ジェリ・ハワードシリーズの3作目。レノア・フランクリンなど懐かしい名前が登場する。 とりわけ印象的なのが、アメリカ海軍一等兵、サム・レイナーの女を追いかけ、次々とくどきながらも根本的には…
前半は舵とりで苦労するが、舵を板にはさむことを発見し苦労しなくても舵とりができるため、のんびりとした日が続く。どこまでも続く海原、蒼穹は果てしない。筏のうえでごくごくのんびりと日々を過ごす。 普通の船はエンジンがついているため魚達は怖がって…
『ほんのときどきのことではあるが、奇妙な境遇に陥っていることがあるものだ。しだいに、ごく自然に陥っていくのだが、そのまっただなかに来た時に、突然驚いて、一体全体どうしてこんなことになったのか自問自答する。』 この書き出しがこの冒険記のエッセ…