2009-10-01から1ヶ月間の記事一覧

隣の大統領〜「私のスイス案内」を読みました。

笹本駿二 著 岩波新書 日頃通勤につかっている電車に乗ったところ、ふと、向こうにいる人品卑しからぬ中年男性。 なんだか見覚えがある。 あれ?内閣総理大臣の鳩山さんではないか。 見つめていると向こうから挨拶をしてきて(「こんにちは」)、おいしいラ…

伝説の人物〜「レッド・ダイアモンド・チェイス」をよみました。

チャールズ・ベノー 坂口玲子 訳 早川書房 家族や親戚の間で、何かと話題にされる人物というのは、いないだろうか。 何かすると(何もしなくても)なにかと比較対象され、説教のタネにされる。 例えば・・・「何々はお前の年では、もう(何かすごいこと)を…

超「かっこいい」小説〜「身元不明者89号」を読みました。

エルモア・レナード 田口俊樹 訳 創元推理文庫 さっき調べたが、エルモア・レナードはこのブログでは初紹介のようだ。 いや〜、面白いのに、このブログはじまってからは、読んでないか、読んでも紹介しなかったのか〜。申し訳ない。 虫が思うに、小説の形容…

やったぁ、勝ったぜ!・・・で?〜「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」(下)を読みました。

ジョージ・クライル 真崎義博 訳 早川書房 ヴェトナム戦争をご存知だろうか。 本来はヴェトナムの内戦だったが、アメリカは1965年(北爆開始)に参戦して以来、煮え湯を飲まされ、散々な目にあったあげく、敗退した。これはゲリラ戦が本式の軍隊に勝った…

政治家に何ができるのか〜「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」(上)を読みました。

ジョージ・クライル 真崎義博 訳 早川書房 これは映画になっている。映画はまだ観ていない。いずれテレビ放映されるまで待とうかなと思う。 実在の人物に関するノンフィクション。主人公は、チャーリー・ウィルソン。テキサス州選出の下院議員である。5年目…