Say Yes to NO!〜「NOでアンチエイジング」を読みました。
ノーベル医学・生理学賞受賞者 ルイス・J・イグナロ 日経BP企画
桜の花が咲いている・・・まだ寒いけどもう春なんだなぁと感じる今日このごろである。
さて・・・
「赤ワインが身体にいい」「ニンニクが身体にいい」「大豆が身体にいい」
「抗酸化物質をとろう」・・・
こういった話をきいたことがあるだろうか。
実際、日本で普通に生活していれば、どれかは聞いたことがあるだろう。
今回これを否定するものではない。それどころか、その通り!(もっとも、赤ワインはブドウジュースで代用できるけど)
これらが、健康にいいのは何故か。実は共通の理由がある。体内のNOを増やすと考えられているためだ。
読み方は「エヌ・オー」。「ノー」ではない。
NOつまり、一酸化窒素が体に良いなど、全く予想外である。車の排気ガスやタバコの煙などの公害物質に含まれているのに。
逆に 体に良いと考えられている(確かデパートに酸素バーがあったような・・・)酸素が体内では老化を促進するなど、人間の体の中では、一種の逆転現象が起きているようだ。
人間の体には隅々まで血管がはりめぐらされている。その血管の中でメッセンジャーの役割を果たしているのがNO、一酸化窒素である。もし、血管がつまったり流れにくくなると、心臓発作や脳卒中、高血圧などの病気を引き起こす。NOは、血管を弛緩(しかん)、つまり、だらっとゆるめて血管をひろげ、血を通りやすくする。
冒頭で書いた食べ物はそれぞれ、NOを増やすのによい。他にも、亜麻仁油、ブラックチョコレート、ザクロジュースなど・・・。
しかし、NOの発見者でもあるイグナロ博士直伝の、Say Yes to NOプログラムに参加した方が、より根本的という気がする。その一環として、上記の食べ物をとればよい。
これは三つの要素からなる。
- NOを強化するサプリメントを取る。アミノ酸を2種類、L−アルギニン(3〜6グラム)・L−シトルリン(200〜1000ミリグラム)と抗酸化物質であるビタミンC(500ミリグラム)・ビタミンE(200IU)葉酸(ビタミンB9)を400〜800ミリグラム。いずれも量は一日当たり。
- NOを強化する栄養をとる。不飽和脂肪酸を避け、脂肪は体にいいものを。繊維・水・シーフード。その他に上記にあげた食品。
- NOを強化するための運動。運動とサプリが相乗効果。絶対必要。1回20分、週三回ベース。
もし・・・もしあなたが、
高血圧、心臓発作や脳卒中といった心血管系疾患に NO!
さらに、糖尿病や、ガンやアルツハイマー、EDに NO!
(EDといえば、バイアグラはNO研究で解明されたメカニズムに基づく)
そして、健康的で、楽しい生活に YES! の立場を取られるなら。
ぜひとも、このSay Yes to NOプログラムの検討をオススメする。
参考までに、リンクをどうぞ。それではまた。