「『脳にいいこと』だけをやりなさい!」についての追加。

感謝や許しといった愛の感情は心臓を膨らませて心拍リズムを一定にします。
そこでこういった感情を大切にする事によって、幸せの度合いを上げることができるのです。
人の幸せを願うことも単純ながら、効果的です。
スカーレットという女性は皮膚の難病に悩み、歩くことすらできないほどでした。
彼女はたまたま会った仏教僧に自分の悲惨な状況を話し、同情と思いやりの言葉を期待しました。
ところが、僧は穏やかにこう言っただけでした。
「自分を憐れむのはやめなさい。人の幸せを考えるようにするのです。」
期待ハズレの言葉にがっかりしましたが、少しずつそうしてみることにしました。
家族や友人の幸せや健康を思いやるようになりました。
ある日、電動車椅子でスーパーのレジに並んでいると前に並んだ女性が急いでいるらしく、いらいらしている様子でした。
彼女に思いきって、順番を譲ったのです。
こういうのは勇気がいりますね!
でも彼女は、何度も礼を言い、笑顔で店をでて行きました。
スカーレットも様子を見ていた回りの人も、すがすがしい気持ちになりました。
それから、人を幸せにするためにできることはないか探すようになりました。
自分のために「人が何をしてくれるか」ではなく、人の幸せのために「自分が何をしてあげるか」をいつも考えるようになりました。
それから、一年もしないうちに、皮膚の調子が良くなり、生きるパワーがみなぎって来ました。
杖なしで歩けるようになりました!
その仏教僧に、一年後にもう一度会ったとき、経過を報告しました。
僧は「よかった!」と喜んでくれました。
人の幸せを願う…、思いやりを持つということでしょうか。(自分のエネルギーを拡大させることでもあります)
席や順番を譲ったり、ただ、にっこり笑うだけでも違います。
マクドナルドで、スマイル返しとか(こちらも0円)。
ただ、親切をしても、それが相手に受けいれられるとは限りません。親切を受けることも、ある種の親切なのかなと思います。
相手に余裕がないとね…。
親切をむげにされても、許して、プラスの頭脳回路を壊さないようにしましょう!