「騙し絵の檻」を読みました。

ジル・マゴーン著 中村有希創元推理文庫

無実の罪で殺人犯として服役したジム・ホルトが、仮釈放後、真犯人を捜しにかかる。

副次的な謎だが、被害者アリソンが、手当たり次第浮気をする理由:ホルトと寝た理由が意外。
それをすんなり受け入れるホルトはかなり進んでいると思う。
幼なじみなので、察していたというのもあるだろうが。

ホルトとジャンの恋愛も、良い味付けだが、感情的な描写に優れている。
さすがにジル・マゴーンはどれをとっても、期待を裏切ることがない。