「『グズ病』が完全になおる本」を読みました。

   S・ロバーツ著 伊東明訳 三笠書房 知的生き方文庫

 ハーバード大心理学教授による、実践的な<先延ばし>の悪癖対処法。
 周りの評価が気になり、人の期待に応えようとして、しなければいけないことを先延ばしにするタイプ(神経過敏型):これって日本人には多いんじゃないかな。日々の会話で、ちょっと言われたことなんて、大体相手も軽い気持ちで言ったに違いないのに、<期待>⇒こたえなきゃ!って、無理無理。こういうのは、「気にすんな!」ってこと。
 先延ばしも根本は、恐怖ってことだと思った。つまり、やったら失敗するのではないか。自分の経歴などに汚点がつくのではないか。がんじがらめになって、結局何にもできない→自尊心が下がる→さらにやる気を失う。
 先延ばしの親類に、責任逃れ:自分以外の人、モノ(家族、会社、社会等)のせいにするというのもある。自分のことについては、自分で責任をとるのが重要である。言い訳が癖になったらおしまいだ。そうならないように気をつけなくては。
 自分のしたいことに集中する。人の無能力や悪口は聞かないようにする。例えそれが本当でも、自分にその基準をあてはめるとどうだろうかと思って、上手くできないなら、やらないようになってしまうから。