「リラクセーションー緊張を自分で弛める法」を読みました。(成瀬悟策・ブルーバックス)

  まずはリラックスの反対、「緊張」を考えてみる。
  例えば、みんなの前で発言する・・・これは緊張する(うんうん)。
  でも発言する前に、『これから、発言するぞぉ!』と思う・・・これも緊張する。準備緊張という。(考えてみると確かにね)
   準備緊張なるものは、『思っている』ことなので意識はしていないけど、緊張感として感じることができる。(たしかに、そういうことをする前の方が緊張する)これはやる気を引き出す原動力でもある。
  他にも初めてのコト(入れなくてもいい力を入れてしまう)や試験や面接という場面ではやっぱり緊張する。
  こういった「緊張」により余計な力を自分の身体に入れるよう命令してしまい、それを身体が覚えていて、肩こりなどの症状にあらわれるということなんです。
  だから、要は、力を抜くこと。はじめっから不必要な力を入れないようにするのが、ベストなんですね。
  でもそうはいかない!だって、力を入れてるって自分で気づいていないから。(無意識)緊張することを{仕事や勉強をした〜}みたいな実感と勘違いしてるヒトもいる。
  そこで、まず、わざと身体に力を入れてみる。そしてその感じを覚える。次に、その力をふ〜っと抜く。その感じも覚える。
  で、自分の身体に聞いてみる。「緊張してる?固い?痛い?」
  この本みたく、単に力を抜いたり、手を持ち上げてみたりするだけでもいい。マッサージとかいろんな方法が巷に出回ってるしね。自分の身体の事、まだまだ大切にしてなかったのね。(それがたまりにたまると病気として現れる訳だけど、自業自得かも)
  後半はいろいろな身体の部分のリラックス法だけど・・・できない。だってこの本図書館に返さなきゃだし。
  でも、立っているときとか、身体軸:身体の部位をタテに貫く心棒のように入っている力を意識してまっすぐにするようにするとよいらしい。参考になる。考えてみるとこれって、昔から言われているところの「ちょっと、だらしないよ!姿勢をまっすぐにしなさい!」のいいかえか〜。
  でも、身体軸が屈折してたり、ねじれていると、そこに無意識の無駄な力が入って、今したい作業の動きが妨げられたり、余分な緊張がうまれるから。
 だから、「姿勢をまっすぐにしなさい!」ってことなんだね。